2026.07.24

業務用脱毛機『Tino(ティーノ)』のリアルな評価とスペック解説

株式会社RAYREACHが販売する業務用脱毛機『Tino(ティーノ)』。SHR方式の高速連射脱毛機として、最近よく目にする機種です。

私のもとにも「Tinoってどうですか?」というご相談が増えてきました。そこで今回は、脱毛機選びで迷われている方に向けて、この機種を率直にお伝えしていきます。

この記事の内容はYouTubeでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

1. 業務用脱毛機Tinoはこんなサロンにおすすめ

Tinoは、以下のようなサロン開業を考えている方に向いている可能性があります。

  • 初期費用を抑えてコンパクトに開業したい
  • 自宅サロンや少人数サロンを想定している
  • 100V電源で設置の自由度を確保したい
  • SHR方式の連射スピードを活かして施術効率を上げたい
  • ランニングコスト(ショット単価)を抑えたい
  • 脱毛+光フェイシャルの併用メニューを展開したい

一方、メンズ脱毛(特に濃いヒゲ)をメインに展開したい方や、確実な施術品質を最優先したい方には注意が必要です。別の機種も含めて検討したほうが良いケースもあります。

2. 業務用脱毛機Tinoの基本スペック

項目内容
機種名Tino(ティーノ)
メーカー株式会社RAYREACH
本体価格1,380,000円(税抜)
支払い方法現金 / クレジット / レンタル(月額29,800円)
脱毛方式SHR(秒間10連射)
サイズ卓上型 76×56×63cm
出力1〜15J/㎠
冷却-7℃
電源2000W / 100V
ハンドピース2本(光フェイシャル機能搭載)
ランプ交換90,000円 / 30万発(1ショット0.3円)
保証5年

価格帯としては業務用脱毛機の中で中堅クラスに位置し、100V電源で動かせる点と5年保証は、業界全体で見ても目を引くポイントです。

3. 業務用脱毛機Tinoの脱毛方式について

3-1. SHR方式とIPL方式の違い

TinoはSHR(Super Hair Removal)方式を採用しています。

SHR方式は、弱めの光を連続的に重ねて照射し、肌の表面を温めて毛包にダメージを与えていく方式です。一方、IPL方式は1ショットで強い光を毛根に届ける従来からの方式です。

項目SHR方式IPL方式
1ショットの出力低い高い
連射スピード速い遅い
痛み弱いやや強い
太い毛・濃い毛やや弱め対応しやすい
産毛・色素薄い毛対応しやすいやや弱め

3-2. 私の見解(脱毛方式について)

SHR方式は「痛みが少ない」「日焼け肌にも対応しやすい」というメリットがある一方で、1ショットあたりの出力が控えめなのが特徴です。

私の経験では、SHR方式は「重ね照射」を前提とした方式なので、IPL方式と比べて1回の施術で同じ部位に何度も重ねて打つ必要があります。施術スタッフの技術や打ち方が結果に影響しやすい方式とも言えます。

3-3. 「秒間10連射」の実用性

Tinoの強みのひとつが秒間10連射の高速連射スピードです。これにより、SHR特有の重ね照射を効率よく行えます。

ただし、連射スピードがそのまま「施術時間が10分の1になる」わけではありません。実際の施術には、ジェル塗布・拭き取り・冷却ケアなどの時間が含まれます。

連射スピードは照射工程の効率化指標として理解するのが正確です。

3-4. 連続照射での出力低下について

公式の記載では「連続照射しても出力低下はない」とされています。

サロンの実務ではお客様1名の施術で数千ショットを連続で打つことになるため、出力低下が起きない設計はメリットと言えます。

実際の長時間使用時の安定性は、デモ体験で確認しておくと安心です。

4. 業務用脱毛機Tinoの特徴

4-1. 出力1〜15J/㎠の幅広い設定

Tinoの出力は1〜15J/㎠と幅広く設定できます。SHR方式としては高めの上限出力です。ただし、SHRは1ショットあたりの体感出力がIPLより弱い設計です。数字だけで他方式と単純比較するのは避けたほうがよいでしょう。

4-2. 光フェイシャル機能搭載

Tinoは脱毛だけでなく、光フェイシャルメニューも展開できる仕様です。

脱毛サロンが「脱毛+フェイシャルケア」の併用メニューを打ち出す流れは、年々強まっています。1台で両方のメニューを提供できる点は、集客の幅を広げる上で有利です。

4-3. 卓上型・コンパクト設計

76×56×63cmのコンパクトなサイズは、自宅サロンや小規模サロンに導入しやすい設計です。タワー型の大型機と違い、限られたスペースでも柔軟に設置が可能です。

4-4. 冷却機能(-7℃)

冷却温度は-7℃で、脱毛施術として十分な冷却性能です。冷却が効きすぎることもなく、施術中のケアバランスを取りやすい設計です。

4-5. 保証5年

Tinoのもうひとつの注目ポイントは、保証期間が5年という点です。

業務用脱毛機の保証は1年〜2年が多い中で、5年保証は安心材料として大きいと感じます。長く使う機器ですから、保証期間の長さは経営の安定性に直結します。

5. 業務用脱毛機Tinoのメリット・デメリット

5. 業務用脱毛機Tinoのメリット・デメリット

5-1. メリット

① 100V電源で設置が容易

2000W/100Vで動作するため、特別な電気工事なしで設置できます。物件選びの自由度が広がり、移転や買い替え時の負担も少なくて済みます。

② コンパクトな卓上型で省スペース

自宅サロンや少人数サロンに適したサイズ感です。広いスペースを確保しなくても導入できます。

③ ショット単価0.3円の低コスト

1ショット0.3円は業界の中でも低めの単価です。30万発のランプ寿命と合わせると、ランニングコストを抑えて運用しやすい設計です。

④ 保証5年で安心

5年保証は業界平均より長く、長期運用のリスクヘッジになります。

⑤ レンタルプラン月額29,800円

初期費用を抑えたい場合にレンタルの選択肢があるのは、検討の幅が広がります。

⑥ 光フェイシャル機能搭載

1台で脱毛+光フェイシャルメニューの提供が可能です。

5-2. デメリット

① SHR方式ゆえの1ショット出力の弱さ

SHRは方式として1ショットあたりの体感出力がIPLに比べて弱めです。「出力15J/㎠」というスペックであっても、実際の出力よりも弱い可能性があるので注意が必要です。

② 太い毛・濃い毛への対応がやや限定的

SHR方式の特性上、メンズの濃いヒゲやVIOの濃い毛には、施術回数が増える傾向があります。メンズ脱毛をメインに据えるサロンには別途検討が必要です。

③ メーカーの社歴が公開されていない

販売元の株式会社RAYREACHについては、社歴の情報が公式に公開されていません。長く付き合うパートナーとして選ぶ場合、会社の沿革やサポート体制の歴史を事前に確認することをおすすめしています。

④ 「連続照射しても出力低下なし」の検証は要確認

公式ではそのように記載されていますが、実際の長時間運用時の安定性は、デモ体験で確認しておくと安心です。

6. 業務用脱毛機Tinoのランニングコスト詳細

6-1. ショット単価

1ショット0.3円と業界の中では低めの単価です。お客様1名の全身施術(仮に3,000ショット使うとして)でも、約900円のランプ消費コストとなります。

ただし、SHR方式は「重ね照射」を前提とするため、1部位あたりのショット数がIPL方式より多くなりやすいです。その点も加味して、トータルコストで計算する必要があります。

6-2. その他のコスト

  • 電気代:100Vなので、200V対応機ほどの電気代にはなりません
  • 冷却水:精製水を使用するため、定期的な補充・交換が必要です(おおむね2リットル弱)
  • ジェル代:SHR方式は十分なジェル塗布が前提のため、ジェル消耗が多くなる傾向があります

7. 販売元・株式会社RAYREACHについて

株式会社RAYREACH(レイリーチ)は、業務用脱毛機『Tino』を販売しているメーカーです。

公式サイトでは「サロンオーナー様向け」の機種として打ち出されており、資料請求・デモ希望のフォームが設置されています。「どこよりも安く手に入れるチャンス」というキャッチコピーで価格訴求を強めている印象です。

会社の社歴については、現時点で詳細情報が公開されていません。長く使う機器を選ぶ立場としては、サポート体制・故障時の対応・修理拠点の有無・既存導入サロンの数などを、事前にしっかり確認することをおすすめします。

8. 私の総評

Tinoは、卓上型のコンパクト設計・100V電源対応・5年保証・ショット単価0.3円が特徴です。自宅サロンや小規模サロンにとって、導入しやすい条件を兼ね備えた業務用脱毛機です。

特に「初期費用と運用コストを抑えて開業したい」「物件の電気容量で200V機が設置できない」「脱毛+光フェイシャルの併用メニューを展開したい」というニーズには、検討候補に挙がる機種だと思います。

一方で、慎重に判断していただきたい部分もあります。脱毛方式がSHRであることによる1ショット出力の弱さ、メンズや太い毛への対応力、メーカーの社歴情報が不明な点などです。

業務用脱毛機の購入は、買って終わりではなく数年単位で運用していく設備投資です。スペック表の数字だけで判断するのは避けましょう。デモで実機を試す・サポート体制を確認する・既存導入サロンの声を聞く、というステップを踏んで選んでください。

この脱毛機のレビュー動画はYouTubeチャンネル「脱毛ゼミナール」でも詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください!

この記事は脱毛ゼミナール独自の視点で作成したものです。最新の仕様・価格については、必ずメーカー公式サイトでご確認ください。