株式会社エストラボが開発・販売する業務用脱毛機『LUMIX-A9(ルミクスA9)』。
SHR/IPL両対応で、200V/3000Wのハイパワーを売りにした脱毛機です。直営サロン(ラココ・RBLなど)は合計200店舗以上を展開しており、販売台数は4,000台を突破しています。
この記事では、脱毛ゼミナールの視点から、ルミクスA9の特徴・スペック・メリット・デメリットまで、新規開業を検討されている方に向けて詳しく解説していきます。
この記事の内容はYouTubeでも詳しく解説しています。ぜひ動画もあわせてご覧ください。
目次
1.業務用脱毛機ルミクスはこんなサロンにおすすめ
ルミクスA9は、以下のようなサロン開業を検討している方に向いている可能性があります。
- 大手チェーンと同じ脱毛機を使いたい方
- BBL(ブロードバンドライト)で脱毛後のスキンケアメニューも展開したい方
- ブランド知名度を活用した集客をしたい方
- 資金に余裕があり、高スペック機を求める方
2.業務用脱毛機ルミクスの基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本体価格 | 450万円(税別) |
| 脱毛方式 | SHR / IPL |
| 電圧 | 単相AC 200V(電気工事必要) |
| 消費電力 | 3000W |
| 照射面積 | 15mm×50mm |
| ランプ総ショット数 | 100万発 |
| 1ショット単価 | SHR:0.1円 / IPL:1.3円 |
| 冷却機能 | -4℃〜+10℃(ペルチェ素子+水冷) |
| 連射速度 | 最大10ショット/秒 |
| 出力波長 | 420〜1,200nm |
| 照射面 | クリスタル・サファイア |
| 光源 | キセノンランプ(ドイツ・ヘレウス社製) |
| 外形寸法 | W440×D400×H1125mm |
| 本体重量 | 63kg |
| ハンドピース | フィルター2セット付属 |
| BBL機能 | 搭載 |
| 保証期間 | 1年間(延長保証可) |
| 製造 | 日本製 |
| 販売元 | 株式会社エストラボ |
3.業務用脱毛機ルミクスの脱毛方式について
1.SHR方式とIPL方式の違い

ルミクスA9はSHR方式とIPL方式の両方に対応しています。SHR方式は弱い光を連射して肌の表面を温めていく蓄熱式で、IPL方式は1ショットずつ強い光を毛乳頭に届ける従来の方式です。
公式サイトではワンショット0.1円と業界最安値をアピールしていますが、IPL方式で照射した場合の単価は1.3円です。同じランプを使っているのにSHRの方が10倍も長持ちする理由は、SHRの1ショットあたりの光が弱く作られているからです。
2.脱毛ゼミナールの見解
SHR方式はIPL方式で出る1ショットの光を10等分にしているだけだと考えています。そう考えると、相対的なコストはあまり変わりません。
脱毛で一番大切なのは、きちんと効果が出る脱毛機でお客様に満足していただくことです。ワンショットのコストが安いことと、脱毛効果が高いことは別の話です。コストが安い=出ている光も弱い、ということを理解しておく必要があります。
効果を重視するのであれば、IPL方式で1ショットずつしっかりと毛乳頭に熱量を届ける方が、脱毛効果は高いといえます。
3.「全身脱毛12分」の真実
公式サイトには「全身脱毛12分」と記載されていますが、これは照射時間のみの理論値です。
SHR方式は弱い光を何回も重ねて当てる必要があるため、3〜4回ほど繰り返し照射が必要です。12分×4回で約48分。さらに、お出迎え・お着替え・ジェルの塗布と拭き取りなどの時間を考えると、実際には90分程度かかるのが現実です。
4.「毛周期に関係なく脱毛できる」は本当か
SHR方式の広告でよく見かける表現ですが、毛周期は人間の体の仕組みであり、脱毛機で変えることはできません。
毛には成長期・退行期・休止期の3つの時期があり、成長期は毛乳頭と毛がしっかりつながっています。この毛乳頭が毛を生やす工場なので、ここに熱を届けるためには成長期に施術するのが最も効果的です。
「6回で脱毛が完了する」という記載もありますが、脱毛業界歴10年の経験で、6回ですべてツルツルになった方には1度も出会ったことがありません。実際のサロンでは、ヒゲで20〜30回、全身でも16〜20回のプランが用意されています。
4.業務用脱毛機ルミクスの特徴
1. 200V/3000Wのハイパワー
ルミクスA9は200Vの電源で3000Wのパワーを出力できます。公式サイトでは「安定した熱量を維持できる」として、連射時のパワー低下を防ぐためにハイパワーが必要だと説明しています。
ただし、200Vを使用するためには電気工事が必要です。コンセント1個あたり約1万円×部屋数分の工事が必要になり、場合によっては分電盤の交換が必要になることもあります。そのため、100Vの日本のコンセントで使える脱毛機の方が導入しやすいといえます。
2. BBL(ブロードバンドライト)搭載
ルミクスA9にはBBL機能が搭載されており、脱毛だけでなくスキンケア・ニキビケア・シミ・シワ・バストアップなど、脱毛卒業後のお客様にも提案できるメニューが用意されています。1台で脱毛+光フェイシャルの複数メニューを展開できる点は魅力です。
3. SHR/IPL両モード対応
SHR方式とIPL方式を切り替えて使用できます。毛質や部位に合わせた使い分けが可能ですが、前述の通り、SHR方式の1ショットあたりのパワーは弱めです。
4. 冷却機能(-4℃〜+10℃)
最大冷却温度は-4度で、脱毛に必要な冷却としては適正な温度です。-10度や-15度まで冷やす脱毛機もありますが、-4度あれば十分であり、過度な冷却による凍傷リスクもありません。この点は安心できるポイントです。
5. タワー型・63kgの大型機
本体重量は63kgで、タワー型の大型脱毛機です。大型のため高性能な冷却タンクやラジエーターを搭載しやすく、連続照射時の安定性は期待できます。一方で、狭いサロンでの移動や、修理時の配送には苦労する可能性があります。
5.業務用脱毛機ルミクスのメリット・デメリット
1.メリット
① 大手チェーンへの豊富な導入実績
直営サロンとして、女性専用脱毛サロン「ラココ」85店舗、エステティックサロン「銀座グラティア」83店舗、男性専用脱毛サロン「RBL」40店舗以上を展開。計200店舗以上の直営サロンを運営している点は、脱毛機メーカーとしての実績の裏付けになります。
② 販売台数4,000台突破
ルミクスシリーズの販売台数は4,000台を突破しており、多くのサロンに選ばれている実績があります。
③ BBL搭載で複数メニュー展開が可能
脱毛だけでなく、光フェイシャル・スキンケア・バストアップなど、脱毛卒業後のお客様にも提案できるメニューがあります。顧客単価の向上やリピート率の改善につながります。
④ 冷却温度が適正(-4℃)
-4度は脱毛に必要十分な冷却温度です。過度に冷やしすぎず、凍傷リスクも低いため、お客様の肌の安全面で安心できます。
⑤ 集客ツールが充実
ROLANDパネル・ポスターの提供や、「ルミクス脱毛サロンサーチ」という無料のポータルサイトなど、集客支援ツールが充実しています。ブランド知名度を活用した集客がしやすい環境も整っています。
2.デメリット
① 価格が450万円と高額
業務用脱毛機の相場が200~300万円の中で、450万円はかなり高い部類に入ります。新規開業者にとっては初期投資の負担が大きく、資金に余裕がないと導入は難しいでしょう。
② 200V電源が必要で電気工事費が別途発生
日本のコンセントは100Vが標準です。200Vを使うためには電気工事が必要で、コンセント1個あたり約1万円かかります。さらに分電盤の交換が必要になると、テナント丸ごとの電気工事が発生し、さらに高額になります。
③ SHR方式メインで1ショットのパワーが弱い
SHRのワンショット0.1円は、IPLの1.3円と比べて10分の1のコストです。これは1ショットあたりの光が弱いためです。コストが安い=効果が高いとは限りません。
④ 「全身12分」「毛周期に関係なく」は誇大表現の懸念
全身脱毛12分は照射時間のみの理論値であり、実際は90分程度かかります。毛周期に関係なく脱毛できるという説明も、脱毛の基本原理から考えると疑問が残ります。
⑤ 保証期間が1年(2年目以降は有料)
保証期間は1年で、2年目以降のサポートは有料です。脱毛機は長期間使うものなので、保証が1年のみというのは心配が残ります。2年保証のメーカーもある中で、やや短い印象です。
⑥ 広告費への多額の投資が価格に反映されている可能性
ROLANDさんの起用やInstagram広告など、多額の広告費が投じられています。これらのコストは脱毛機の価格に上乗せされていると考えるのが自然です。大事なお金をかけるべきは宣伝費ではなく、脱毛機の質そのものではないでしょうか。
⑦ 本体重量63kgで移動・配送が大変
タワー型で63kgあるため、狭いサロン内での移動や、故障時の配送には苦労します。一般の宅急便では送れないため、家財便での配送が必要になり、配送コストも高くなります。
6.業務用脱毛機ルミクスのランニングコスト詳細
1.ショット単価
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 1ショット単価(SHR時) | 0.1円 |
| 1ショット単価(IPL時) | 1.3円 |
| ランプ総ショット数(SHR) | 100万発 |
| 光源 | キセノンランプ(ドイツ・ヘレウス社製) |
| 消費電力 | 3000W(200V) |
2.その他のコスト
- 電気工事:必要(200V対応工事。コンセント1個あたり約1万円)
- 電気代:3000Wの消費電力のため、100Vの脱毛機より高くなる傾向
- 配送費:63kgのタワー型のため、家財便での配送が必要(片道3〜4万円程度)
7.販売元・株式会社エストラボについて
株式会社エストラボは、業務用脱毛機「ルミクス」シリーズの開発・販売を行う美容機器メーカーです。
直営サロンとして、女性専用脱毛サロン「ラココ」(85店舗)、エステティックサロン「銀座グラティア」(83店舗)、ROLAND氏プロデュースの男性専用脱毛サロン「RBL」(40店舗以上)を展開しており、計200店舗以上の直営サロンを運営しています。
ルミクスシリーズの販売台数は4,000台を突破しており、導入店舗満足度は94.8%と発表されています。
主な事業内容:
- 業務用脱毛機「ルミクス」シリーズの開発・製造・販売
- 直営脱毛サロン「ラココ」「銀座グラティア」「RBL」の運営
- 脱毛サロン開業支援・経営コンサルティング
- 集客支援ツールの提供
- BBL搭載の美容機器開発
8.脱毛ゼミナールの総評
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 価格 | × | 450万円は相場の中でもかなり高額 |
| 効果 | △ | SHR方式メインで1ショットのパワーに懸念 |
| 冷却機能 | ○ | -4℃は脱毛に適正な温度 |
| 信頼性 | △ | 会社規模は大きいが、誇大表現・広告費偏重に不安が残る |
ルミクスA9は、会社の規模と実績では業界トップクラスの脱毛機です。直営サロン200店舗以上、販売台数4,000台突破という数字は圧倒的です。BBL機能による脱毛以外のメニュー展開や、ROLANDの知名度を活用した集客ツールも魅力的です。
一方で、新規開業者にとっては450万円という価格がネックです。さらに200Vの電気工事費や、63kgのタワー型の配送費など、本体価格以外のコストもかかります。
脱毛機の性能面では、SHR方式メインで1ショットあたりのパワーが弱いこと、「全身12分」「毛周期に関係なく」といった誇大表現の懸念、保証期間が1年のみという点が気になります。多額の広告費を投じている分、脱毛機の中身にどれだけ投資されているかも疑問です。
ワンショットの安さや照射スピードを重視するのであれば検討の余地がありますが、サポートの手厚さや会社としての信頼性を重視する方は、他の選択肢も比較してみてください。
他の脱毛機のレビュー動画をYouTubeチャンネル「脱毛ゼミナール」でも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
この記事は脱毛ゼミナールが独自の視点で作成したものです。最新の仕様・価格については、必ずメーカー公式サイトでご確認ください。

