この記事でわかること
- 脱毛が未経験の方が、まず知っておきたい3種類の脱毛の違い
- 「永久脱毛」の本当の意味(実は日本に定義は存在しません)
- なぜ5〜6回では終わらないのか、毛周期のしくみ
- 初めてのサロン選びで、騙されないための見極め方
脱毛に興味はあるけれど痛そうだし、種類も多すぎてよく分からない。
ネットで調べれば調べるほど、どれが本当なのか分からなくなる。
脱毛が未経験の方から、本当によくいただくご相談です。
正直に言うと、私も脱毛を受ける前は同じでした。不安で、怖くて、なかなか一歩を踏み出せなかったんです。
先に結論をお伝えします。脱毛に「これが正解」という唯一の答えはありません。大事なのは、自分に合った脱毛を選ぶことです。 ただ、そのためには最低限知っておかないと損をする知識があります。
脱毛業界に12年、延べ10万人以上のお客様のお悩みに向き合い、自社ブランドを1店舗から全国120店舗まで事業拡大させてきた私が、未経験の方がやりがちな4つの勘違いを、本音でお話しします。
この記事の内容はYouTubeでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
目次
脱毛が未経験ならまず知りたい、3種類の脱毛の違い
結論:医療脱毛・サロン脱毛・家庭用脱毛器に優劣はありません。自分が何を優先したいのかを先に決めれば、選び方は自然と決まります。
脱毛と一口に言っても、大きく分けて医療脱毛・サロン脱毛・家庭用脱毛器の3つがあります。どれを選べばいいのか、ここで最初に迷う方が本当に多いんです。
ここで大事なのは、どれが良くて、どれが悪いという話ではないということ。必ず、自分に合った脱毛というものがあります。
| 種類 | 特徴 | こんな方に向いています |
| 医療脱毛 | 医師がいる医療機関で受ける。比較的少ない回数で進む一方、費用は高め | 少ない回数で仕上げたい方/費用に余裕がある方/医師がいる安心感を重視する方 |
| サロン脱毛 | エステサロンで受ける。回数はかかるが、痛みは比較的おだやか | 痛みが怖い方/肌を整えながら進めたい方/通いやすさを重視する方 |
| 家庭用脱毛器 | 自宅で使う。出力は弱めに作られている | 手軽さを最優先したい方/人に見られたくない方 |
※感じ方や進み方には個人差があります。あくまで一般的な傾向としてご覧ください。
たとえば「痛いのが本当に怖い」という方が、いきなり医療脱毛を選んで挫折してしまうケースを、私は何度も見てきました。逆に「短期間で終わらせたい」という方がサロン脱毛を選ぶと、回数の多さに驚いてしまう。自分が何を優先したいのか。ここを決めてから選ぶだけで、失敗はぐっと減ります。
VIOのように、初めての方が特に迷いやすい部位もあります。気になる方はVIO脱毛で人気の形について解説した記事も参考にしてみてください。
勘違い①「永久脱毛なら、もう一本も生えてこない」

結論:日本に「永久脱毛」の定義は存在せず、世界で使われている定義のどれも「毛が一本も生えてこない」とは言っていません。
そのため「永久脱毛なら、もう一本も生えてこない」は間違いです。
「永久脱毛」という言葉の意味を正確に理解している方は、実はとても少ないんです。永久脱毛と聞くと、生涯、毛が一本も生えてこない状態をイメージされる方が多いと思います。
でも、厳密に言うと日本には「永久脱毛」に関する正確な定義が、そもそも存在しません。
では、世界ではどう定義されているのか。よく引用される考え方が3つあります。
| 出どころ | 定義の内容 |
|---|---|
| アメリカ電気脱毛協会 | 最終施術から1か月後の毛の再生率が20%以下であればよいとされている |
| R. Rox Anderson博士 (ハーバード大学) | 通常の毛周期の範囲を超えて、毛の本数が顕著に減少した状態を維持していること。これを「永久減毛」と呼ぶ |
| 乃木田俊辰先生 (レーザー脱毛の専門医) | 医学的には、「永久脱毛」と「永久減毛」はほぼ同じ意味であるとされている |
お気づきでしょうか。どの定義も「毛が一本も生えてこない」とは言っていないんです。
つまり、本来の永久脱毛の目的は、目立つ毛をしっかり減らし、その状態を長期間キープすること。これが、専門家の世界での共通認識です。
「じゃあ、ツルツルの人はどうなの?」と思いますよね。人によって毛の濃さも太さもまったく違いますから、結果に個人差が出るのは当然のことです。ツルツルの状態を保っている方は、もともとの体質か、日々のお手入れを続けていらっしゃる方だと私は思っています。
このことを知らずに脱毛を始めると、「話が違う」と感じてしまいます。でも、最初から正しく理解していれば、脱毛は期待どおりの結果を返してくれます。 ここを踏まえたうえで、検討してみてください。
勘違い②「家庭用脱毛器でも永久脱毛ができる」
結論:細胞を破壊する行為は医師にだけ認められた医療行為です。だから医師のいないサロンや家庭用脱毛器では、「永久脱毛」という言葉自体を使えません。
理由はシンプルで、日本の法律でそう決まっているからです。
まず、家庭用脱毛器は業務用の機器に比べて出力が弱く作られています。なぜなら、利用者に安全に使用いただくためです。
そして、もっと本質的な理由があります。脱毛とは、簡単に言えば熱で発毛にかかわる細胞にダメージを与えること。このうち「細胞を破壊する」という行為は、医師にだけ認められた医療行為なんです。
分かりやすく言うと、一般の人がメスを持って他人の体を切ったら大変なことになりますよね。でも、医師が治療のためにメスを入れるのは、医療行為として認められています。それとまったく同じことです。
だから、医師がいないエステサロンや、家庭用脱毛器では、「永久脱毛」という言葉を使ってはいけません。広告でも、カウンセリングでも、です。
ここで、鋭い方はこう思うはずです。「さっき、再生率20%以下という定義があると言っていたけれど、それならサロンや家庭用脱毛器でも達成できるのでは?」
そのとおりなんです。 施術後に毛の再生率が下がっていくこと自体は、サロンでも家庭用脱毛器でも起こり得ます(もちろん、進み方には個人差があります)。ただ、それを「永久脱毛」と呼ぶことはできない。言葉として使えないだけなんです。
このカラクリを知っているかどうかで、広告の見え方がまったく変わってきます。「サロンなのに永久脱毛できます」とうたっているお店があったら、その時点で少し立ち止まったほうがいいと思います。
勘違い③「脱毛は5〜6回で終わる」

結論:光を使用する脱毛で効果があるのは成長期の毛だけで、成長期の割合は全体の10〜15%程度です。5〜6回で終わることは、体のしくみ上ありえません。
Instagramの広告などで、「これだけで、もう一生通わなくていい」といった訴求を見かけたことはありませんか。正直に言いますね。あれ、うさん臭くないですか? その直感、当たっています。
その回数だけで終わることはありません。理由は、毛には「毛周期」というサイクルがあるからです。
毛周期のしくみ
毛には成長期・退行期・休止期という3つのサイクルがあります。
外から光を当てて熱を届けても、それが効くのは、毛の根元にある毛乳頭という部分に熱が到達したときだけ。
- 退行期の毛……毛乳頭から離れてしまっているため、熱が十分に届かない
- 休止期の毛……そもそも毛がつながっていないため、熱が届かない
つまり、光が届いてしっかり働きかけられるのは「成長期」の毛だけなんです。
そして、成長期の毛は全体の10〜15%程度と言われています。
1回の施術でアプローチできるのは、全体のごく一部。だからこそ、成長期のタイミングに合わせて、繰り返し繰り返し当てていくことが、いちばんの近道なんです。
イメージしにくい方は、髪の毛を思い浮かべてみてください。シャンプーのときに毛が抜けますよね。それでも髪の量が保たれているのは、次に控えていた毛が伸びてきてくれるからです。体毛も、お髭も、デリケートゾーンの毛も、すべて同じサイクルで生え替わっています。
回数と費用の目安
| 部位 | 回数の目安 | 期間の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| お髭 | 15〜20回ほど | 月1回ペースで約1年半〜2年 | 1回1万円ほどとすると、総額15万〜20万円が相場 |
| お体 | 12〜16回ほど | 月1回ペースでおよそ2年 | 範囲やプランによって幅があるため、カウンセリングで確認 |
※あくまで目安です。毛質・肌質・部位によって必要な回数や期間は変わり、感じ方にも個人差があります。
お髭の場合、15〜20回ほど重ねると、青みがすっきりして印象が変わってくる方が多いです。「髭剃りの頻度が減った」「伸びてくる毛の感じが変わった」そうおっしゃる方がとても多いです。ただ、それは5〜6回では起こりません。 ここを最初に知っておくかどうかで、途中で投げ出すか、続けて結果を得られるかが決まります。
なお、サロンで使われる脱毛機の方式によっても、効果の出方や痛みの感じ方は変わります。詳しく知りたい方はIPL脱毛機とSHR脱毛機の違いを比較した記事もご覧ください。
勘違い④「サロンの脱毛は効果が薄い」
結論:問題は「サロンか医療か」ではありません。正しい回数と正しい施術をしてくれる、まっとうなお店を選べているかどうかです。
「1回で終わります」といった派手な広告を出しているお店を見ると「逆にサロン脱毛全体が信用できなくなる」そのお気持ち、よく分かります。そのようなお店は、お客様を集めるために強い広告訴求をしているんです。
でも、正しい回数と正しい施術をしてくれるサロンを選ぶことができれば、エステサロンでも、しっかりとした変化は得られます。 これは、12年この業界にいる私の実感です(もちろん、結果には個人差があります)。
大事なのは「サロンか医療か」ではなく、「まっとうなお店を選べているかどうか」。それだけなんです。
ただし、はっきりお伝えしておきます。5〜6回で完了する、まして1回で完了するということは、ありません。 これは方式や機械の問題ではなく、先ほどお話しした毛周期という体のしくみによるものだからです。
未経験の方が騙されないための、初めてのサロン選び

結論:肌も毛も見ていない段階で「5〜6回で終わります」と言い切るサロンは、その時点で怪しいと判断してください。
では、どうやってお店を選べばいいのか。ここがこの記事でいちばん実用的な部分です。
信頼できるサロンは、カウンセリングでしっかり時間をとってくれます。 あなたの肌を見て、毛質を見て、そのうえで必要な期間・回数・金額を提示してくれる。これが本来の姿です。
だからこそ「5〜6回で終わります」と最初から言い切るサロンは、逆に怪しいんです。
考えてみてください。あなたの肌も見ていない、毛も見ていない段階で、必要な回数が分かるはずがないですよね。 分かるわけがないことを断言している。その時点で、何かがおかしいんです。
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| ① カウンセリングは無料か | まず話を聞いてくれる場が用意されているか |
| ② 肌と毛を見てから提案するか | 見もせずに回数を断言していないか |
| ③ 断定的な表現をしていないか | 「1回で完了」「もう通わなくていい」は要注意 |
| ④ 期間と金額の説明が具体的か | 総額と回数を、あいまいにせず示してくれるか |
まずは「カウンセリング無料」のサロンを探して、実際に話を聞いてみてください。きちんと向き合ってくれるカウンセラーであれば、あなたに合ったプランをちゃんと見つけてくれます。
サロン選びだけは、本当に騙されないでください。 通ってはいけないサロンの見分け方については、脱毛サロンの選び方を詳しく解説した記事にまとめています。契約する前に、ぜひ目を通しておいてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 痛みはどのくらいありますか?
A. 部位や毛の濃さ、そして方式によって変わります。一般的に、毛が太く濃い部位ほど熱を感じやすい傾向があります。ただ、痛みの感じ方には大きな個人差があり、「思っていたより全然平気だった」とおっしゃる方も少なくありません。不安な方は、まずカウンセリングでテスト照射をお願いしてみてください。
Q2. サロン脱毛と医療脱毛を併用してもいいですか?
A. 併用されている方はいらっしゃいます。ただし、施術の間隔や肌の状態によっては負担になることもあるため、必ず両方のお店に「もう一方にも通っている」と伝えたうえで判断してもらってください。
Q3. 生理中でも受けられますか?
A. サロンによって対応が異なります。多くの場合、デリケートゾーンの施術は避けることになります。肌が敏感になりやすい時期でもあるため、心配なときは無理をせず日程を変えるのが安心です。
Q4. 日焼けした肌でも施術できますか?
A. 光脱毛はメラニン色素に反応する仕組みのため、強く日焼けした肌には施術を断られることがあります。これは安全のためです。脱毛を始めると決めたら、日焼け対策もセットで考えてください。
Q5. 何回目くらいから変化を感じますか?
A. 部位によって差がありますが、数回続けたあたりから「生えるスピードが遅くなった」と感じる方が多いです。ただし毛周期の関係で、変化を実感するまでには時間がかかります。焦らず、成長期に合わせて通い続けることがいちばんの近道です(効果には個人差があります)。
まとめ|1回でもいいから、まず当ててみてください
最後に、いちばん大事なことをお伝えします。
脱毛には、サロン脱毛、医療脱毛、家庭用脱毛器といろいろな種類があります。今この瞬間も、ご自宅で調べながら悩んでいる方が多いと思います。未経験のうちは怖くて当たり前です。
でも、私が本当にお伝えしたいのは「1回でもいいから、まず当ててみてください」ということ。
実際に受けてみれば、自分に合うか合わないかが分かります。スルスルと毛が抜けていく感覚も味わえます。そうすれば「やってよかった」と思えるはずです。
私自身、サロンで施術を受けたとき、全然痛くありませんでした。 拍子抜けするくらいでした。あんなに悩んでいた時間が、もったいなかったと思ったほどです。
ですから、まずはサロンを探して、予約をして、カウンセリングに行ってみてください。そこからすべてが始まります。今日の話が、あなたの一歩の参考になればとても嬉しいです。
この記事の内容はYouTubeでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

この記事は脱毛ゼミナールの視点で作成したものです。最新の仕様・価格については、必ずメーカー公式サイトでご確認ください。