「脱毛サロンを開業したいが、何から始めればよいか分からない」「今から参入しても遅いのではないか」そのような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
近年、脱毛サロンだけでなくネイルサロンやフェイシャルエステなど、美容系サロンの数は増加傾向にあります。しかし、その中で質の高いサロンが多いというわけではありません。また、ビジネス経験のない方が開業し、集客方法が分からず数年で閉店してしまうケースも少なくないのが現状です。
本記事では、脱毛サロン開業を成功させるために知っておくべき4つの重要ポイントを詳しく解説します。これから開業を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。また、この内容は動画でも詳しく解説しています! YouTubeチャンネル「脱毛ゼミナール」でも同じテーマを動画で分かりやすく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
目次
1. 開業に必要な資金を把握する
脱毛サロン開業を検討する際、まず把握すべきは必要資金です。個人サロンの場合、一般的に300万円〜400万円程度が目安となります。
開業資金の内訳
開業資金の具体的な内訳については、下記をご確認ください。
物件初期費用、内装費、家具・備品、消耗品、広告宣伝費、そして脱毛機器と、各項目の費用目安をまとめています。

物件選びのポイント
賃料は月10万円程度に抑えることを推奨します。
新宿や渋谷といった主要都市でも、ワンルーム8畳程度であれば9万円台で借りられる物件も存在します。
ただし、通常のマンションと異なり、店舗・事務所利用の場合は敷金が2倍になることもあるため、契約書類を十分に確認することが重要です。賃料の約6ヶ月分を初期費用として見込んでおくと安心です。
コストを抑えられる2つのポイント
開業費用の中で、工夫次第で抑えられる項目があります。
①広告宣伝費
ホームページやホットペッパーを使用せず、Instagramのみで集客に成功しているサロンも存在します。ポイントは、ストーリーズを1日3〜4回投稿することです。
施術の様子だけでなく、サロンの日常的な投稿も交えることで、アカウントが活性化し、検索結果やおすすめに表示されやすくなります。
②脱毛機器の費用
脱毛機器は200万円〜400万円と価格帯に大きな幅があります。ここで認識しておくべきは、有名な機器=良い機器とは限らないという点です。
広告費に多くの予算を投じているから有名という場合も多くありますが、本当に良い脱毛機は、宣伝をせずとも業界内で評判が広まります。
広告で頻繁に見かける脱毛機は、むしろ注意が必要といえます。
補助金・助成金の活用
開業資金が高額と感じた方もご安心ください。
補助金や助成金制度を活用できる可能性があります。
また、日本政策金融公庫など国の融資制度を利用する方法もあります。
開業を検討されている方は、ご自身に合った資金調達方法を調査されることを推奨いたします。
2. 資格を取得して差別化する
脱毛サロンは資格がなくても開業できる点が特徴です。
確かな技術と知識があれば、誰でも開業が可能です。これは開業のハードルが低いというメリットがある一方、参入者が多いというデメリットでもあります。そのため、資格を取得して差別化を図ることが重要となります。

脱毛関連の主な資格
脱毛の民間資格は大きく分けて2種類あります。
| 種類 | 概要 |
|---|---|
| フラッシュ(光)脱毛系 | IPL・SHRなど光を使用した脱毛方式の資格 |
| ニードル(電気)脱毛系 | 針を使用した電気脱毛の資格 |
光脱毛の資格
日本エステティック振興協議会が実施する「美容ライト脱毛安全講習会」があります。1日の講習を受け、マーク式の試験に合格すると、ディプロマ(修了証書)を取得できます。比較的取得しやすく、光脱毛を学ぶ入門として最適ですし、実務経験に応じて上級コースの資格も受けることができます。
ニードル脱毛の資格
専門性を高めたい方には、ニードル脱毛の資格取得がおすすめです。
日本で最も難易度が高いとされるのが、日本脱毛技術研究学会が発行する「CRE」資格です。ニードル脱毛を日本に持ち込んだパイオニアである青木先生が設立した学会の資格制度であり、高い専門性の証明となります。
資格以外のスキルアップ方法
資格取得のみがスキルアップの方法ではありません。
- 社外のコンサルタントによるセミナー受講
- スタッフ間での練習(脱毛サロン経験者との練習であれば尚良い)
- マニュアルの反復学習
- 美容・脱毛系の専門書での学習
脱毛サロンは技術職です。技術が高い人が評価される業界であるため、常に学び続ける姿勢が重要となります。
3. 正しい知識で脱毛機器を選ぶ
脱毛サロンにとって、脱毛機器はパートナーともいえる存在です。
この選択を誤ると、経営に大きな影響を及ぼします。優秀でコストパフォーマンスの良い機器を選定するために、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント①:脱毛方式(IPL vs SHR)
脱毛機器には主にIPL方式とSHR方式の2種類があります。
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| IPL | 高出力の光を単発で照射。 1発ごとに確実な効果を発揮 |
| SHR | 低出力の光を連続照射。 痛みは少ないが効果はマイルド |
結論として、確実な脱毛効果を求めるのであればIPL方式を推奨します。
SHR方式は「痛みが少ない」「施術スピードが速い」といったメリットがありますが、1発あたりの出力が低いため、効果の実感までに時間を要することがあります。顧客が脱毛サロンに求めているのは、最終的には「効果」です。
1発ごとに確実に毛根へアプローチできるIPL方式であれば、顧客満足度が高まりやすく、口コミや紹介にもつながりやすいといえます。
IPL・SHR方式の詳しい比較は脱毛機器比較ページをご覧ください
ポイント②:冷却機能の持続性
「マイナス15℃まで冷却可能」といった数値を訴求する機器もありますが、重要なのは冷却の時間がどれだけ持続するかです。
人体はマイナス4℃を下回ると凍傷のリスクが生じるため、過度な冷却は不要です。
そのため、マイナス10℃やマイナス20℃という高冷却かどうかよりも全身脱毛の施術が完了する長時間を安定した冷却温度で持続して施術できるかがポイントとなります。
むしろ、全身脱毛の施術が完了するまで安定して冷却し続けられるかがポイントとなるので、メーカーに持続時間を確認することを推奨します。
ポイント③:価格のバランス
脱毛機の価格帯は200万円〜400万円と幅広いですが、高額であれば良い、安価であれば悪いというわけではありません。
高額な脱毛機の場合、広告費や営業コストが上乗せされている可能性があります。一方、極端に安価な脱毛機の場合、故障しやすく、結果的にランニングコストが高くなる恐れもあります。
そのため、価格と性能のバランスを見極めることが重要です。
ポイント④:信頼できる会社かどうか
脱毛機は購入して終わりではありません。継続的なメンテナンスが必要となります。
- ハンドピースのランプ交換
- 冷却装置の修理
- ホース・ケーブルの交換
メーカーが倒産した場合、数百万円で購入した機器が使用不能になる可能性もあります。そのため、創業年数や実績、サポート体制を十分に確認することが重要です。
例えば、美容業界で30年以上の実績を持つメーカーや、累計販売台数が2,000台を超える実績のある会社であれば、長期的に安心して取引を継続できます。
購入前には必ず会社概要を確認し、創業年数や実績を把握しておきましょう。
4. 良くない脱毛機器を選んだ場合のデメリット
脱毛機選びを誤ると、以下のような深刻な問題が発生します。

デメリット①:故障時に経営が停止する
脱毛機が故障すると、予約をすべてキャンセルしなければなりません。
修理に3日〜1週間を要することもあり、その間は売上がゼロとなります。本来、脱毛機が問題なく稼働していれば得られたはずの収益を失うことになり、大きな機会損失が発生します。さらに、予約済みの顧客への謝罪連絡も必要となり、サロンの信頼低下につながります。
故障しにくい機器であるか、また故障時のサポート体制が整っているかを事前に確認しておくことが重要です。
デメリット②:脱毛効果が出ない
脱毛機の本来の目的は脱毛効果を出すことです。
効果が出なければ、顧客満足度は低下し、Googleの口コミや噂などでサロンの評判も悪くなります。
「あのサロンは効果がない」という評判が広まれば、長期的な経営は困難となります。そのため、複数の脱毛機を比較して、効果の高い機器を選定することが重要です。
デメリット③:ランニングコストが高くなる
初期費用が安価でも、以下のような費用が後から発生します。
- ランプ交換費用
- ハンドピース交換費用
- ホース・ケーブル修理費用
「初期費用は安価だったが、トータルでは高額になった」ということがないよう、購入前にランニングコストも確認しておいてください。
まとめ

この記事では、脱毛サロン開業を成功させるために知っておくべき4つの重要ポイントを解説しました
収益性の高い脱毛サロンを開業するためには、まず300万〜400万円を目安に、自己資金や融資・補助金を活用をして、資金調達をしましょう。
そして最も重要な機器選びでは、効果や性能、価格、会社の信頼性を総合的に判断して選定してください。
脱毛機器選びで迷われたら
脱毛機器は開業において最も重要な投資です。様々なメーカーの機器を比較してみたい方は、当サイトの比較ページをご活用ください。
また、開業に関するご相談や脱毛機選びのアドバイスをしてみたいという方は、お気軽にLINEでお問い合わせください。